東京ビエンナーレ(読み)とうきょうビエンナーレ

百科事典マイペディアの解説

東京ビエンナーレ【とうきょうビエンナーレ】

毎日新聞社・日本国際美術振興会共催により1952年より開かれた日本国際美術展。とくに1970年の第10回展は,総合コミッショナーの中原佑介によって〈人間と物質〉のテーマのもと,内外の作家40名が東京都美術館内外で発表を行い,海外作家17名が来日して制作するという第2次大戦後日本の現代美術における本格的国際展であった。〈反芸術〉といったアンチ美術館活動の動向以後の表現の多様性を示した展覧会となったが,この回で同展は終了となった。

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世界大百科事典内の東京ビエンナーレの言及

【ビエンナーレ】より

…30年よりトリエンナーレ),クアドリエンナーレではカッセルのドクメンタ(1955創設)などが代表的なものである。また日本で開催されるものでは,毎日新聞社主催の日本国際美術展(通称〈東京ビエンナーレ〉,1952‐70),東京国際版画ビエンナーレ(東京国立近代美術館・国際交流基金,1957‐79)などがあげられる。いずれの国際美術展も,とりわけ1960年代に現代美術の最先端の動向を提示する役割を果たしてきたが,68年のベネチア・ビエンナーレ展騒動(展覧会のあり方や商業主義との癒着を批判して,学生や若手作家が抗議行動をおこなった)などを機に,あらためてそのあり方や機構が問われるようになった。…

※「東京ビエンナーレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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