東十二丁目村(読み)ひがしじゆうにちようめむら

日本歴史地名大系 「東十二丁目村」の解説

東十二丁目村
ひがしじゆうにちようめむら

[現在地名]花巻市東十二丁目

高木たかき村の南、南流する北上川左岸に位置し、南は和賀郡更木さらき(現北上市)。かつては北上川対岸西方の西十二丁目村と一村しま村と称したともいう。当地には北上川の河跡湖で、円満えんまん寺の旧鐘を沈めたと伝える照井てるい沼があったが、のち水田化された。慶長八年(一六〇三)と考えられる北松斎信愛宛南部利直知行宛行状(宝翰類聚)に十二町目とみえ、同一五年の同人宛南部利直黒印状(盛岡北文書)には高六六四石余の十二町目村が載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android