東古市村
ひがしふるいちむら
九頭竜川南岸に位置し、北の対岸は鳴鹿山鹿村、西は永平寺川を挟んで法寺岡村。村内を東西に勝山街道が通り、当村より南行して永平寺川をさかのぼれば永平寺に至り、さらに南に山を越えると足羽郡大谷村(現美山町)に達して羽生街道に接続、また九頭竜川を渡って北行すれば丸岡方面に至る。
慶長五年(一六〇〇)一一月二一日付林伝右衛門尉下知状(永平寺文書)に「谷口村・古市内津室両村」とみえ、古市は当村をさし、当村内に永平寺の寺領があった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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