東外江村(読み)ひがしとのえむら

日本歴史地名大系 「東外江村」の解説

東外江村
ひがしとのえむら

[現在地名]境港市外江町とのえちよう清水町しみずちよう

江戸時代後期に外江村が東西に分立して成立した領内限りの独立村で、外江村の東部を占めた。枝村に清水がある。「御船手御定」によると、文政六年(一八二三)から諸口銭請運上銀一五〇匁を課せられている。天保七年(一八三六)には紺屋職株をもつ者一人がいた(「紺屋職人別申渡状」深田家文書)。弘化三年(一八四六)当村辰三郎は小引網一側の所持を願出、認められている(在方諸事控)。嘉永元年(一八四八)の東外江村の下札(外江公民館蔵)によると、朱高一三一石一斗余(うち四石九斗余は永荒)のほか御図帳除高二石余・古開高三三石九斗余・年々開高六〇石七斗余があり、永荒を除いた都合高は二二二石九斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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