東宮町(読み)ひがしみやまち

日本歴史地名大系 「東宮町」の解説

東宮町
ひがしみやまち

[現在地名]高砂市高砂町東宮町

西宮町の東に位置し、高砂神社東側から南浜みなみはま町にかけての町並(元禄期「高砂町図」船津家蔵)。高砂町方二八町の一つ。安永二年(一七七三)の棟数八八・竈数九一・店借二八、人数三九六、うち田地持一(「高砂町方明細帳写」船津家文書)。天保九年(一八三八)の家数六五・人数二八一、町年寄(兼帯)三郎兵衛のほか組頭六人がいた(「宗門人別帳」高砂市蔵)。慶応三年(一八六七)の家数五四・人数二二四(「宗門人別帳」同市蔵)。当町の松右衛門は天明五年(一七八五)帆布(帆木綿)を改良、寛政四年(一七九二)エトロフ築港を成功させ、享和二年(一八〇二)幕府は功を賞して工楽の苗字を与え帯刀を許した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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