日本歴史地名大系 「東屋国神社」の解説 東屋国神社あずまやくにじんじや 福島県:福島市旧飯坂町地区中野村東屋国神社[現在地名]福島市飯坂町中野 天沼飯坂町中野(なかの)の東部、大鳥(おおとり)城跡がある館(たての)山南麓に位置。旧村社。祭神日本武命・稲倉魂命・軻遇槌命。「延喜式」神名帳に載る信夫(しのぶ)郡五座のうち「東屋国(アツマヤクニノ)神社」に比定される。「信達一統志」では築崎(つきざき)神社とされ、もとは南東方の月崎(つきざき)に鎮座したという。天明二年(一七八二)小(お)川の氾濫によって現社地に移ったともいわれ(福島市史)、文化(一八〇四―一八)の頃、当時の社司佐藤肥後が現社名に改めたとされる(信達一統志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by