東川津野村
ひがしかわづのむら
[現在地名]窪川町東川角
四万十川と仁井田川の合流地東北に開けた平地の村。「土佐州郡志」は「東限山王山、西大川、南権現原村立山、北小松村谷川、縦二十七町横四町」と記す。「仁井田郷談」(「南路志」所収)によると、古くは仁井田庄本在家郷一二村の一。天正一七年(一五八九)の仁井田之郷地検帳には「川津野之村」とみえ、まだ東西両村に分れておらず、またこのなかにはのちの小松村分も含まれている。同地検帳によれば「川津野之村」の地積は四四町余、ヤシキ六三筆で、志和分・東分・西分・窪川分・足摺分が混在。
元禄地払帳では総地高七五七石余、うち本田高二一二石余、新田高五四四石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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