日本歴史地名大系 「東平井古墳群」の解説 東平井古墳群ひがしひらいこふんぐん 群馬県:藤岡市東平井村東平井古墳群[現在地名]藤岡市東平井鮎(あゆ)川右岸の東西三〇〇メートル、南北二キロの範囲に古墳が密集している。標高は約一二〇―一四〇メートルの平地帯である。昭和一〇年(一九三五)の古墳分布調査でも三〇〇余基が数えられた。なかでも川破(かわは)地区四二基、塚間(つかま)地区五二基、飛石(とんびいし)地区七二基と集中している。これらのうち、現在残っているものは約一五〇基であるが、古墳県群馬を代表する群集墳として、現在まで残された数少ないものの一つである。確認された古墳は、いずれも径八―一五メートルの小円墳であって、前方後円墳や大規模な円墳はない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by