東浜港(読み)ひがしはまこう

日本歴史地名大系 「東浜港」の解説

東浜港
ひがしはまこう

[現在地名]高松市城東町一丁目・北浜町

高松城外曲輪西側の藩港堀川ほりかわ港に対し、東側に置かれた商港。東外堀を広く掘取り、北に堤防を築出してそのまま外海につなぎ港とした。生駒氏時代屋敷割図に「東浜舟入」とあり、南の塩屋しおや町・野方のがた口・坂田さかた中川なかがわまで潮の出入りがあったので(南海通記)、中川港ともよばれた。西岸は御用商人居住区であったうち町五町。その北端北浜材木きたはまざいもく町で北浜川口番所・運上会所・遠見番所が置かれ、物資を江戸・大坂に積出した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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