東海姫氏国(読み)とうかいきしこく

精選版 日本国語大辞典 「東海姫氏国」の意味・読み・例文・類語

とうかい‐きしこく【東海姫氏国】

  1. ( 梁の高僧宝誌和尚が文字を交錯させて作り、吉備真備観音の助けによって読んだという伝説のある「耶馬台詩」の句「東海姫氏国、百世代天工」による。東方海上にある、女性が首長である国の意 ) 日本国のこと。東海女国。東海。姫氏国。
    1. [初出の実例]「師説、梁時、宝志和尚繊云。東海姫氏国者、倭国之名也」(出典:釈日本紀(1274‐1301)一)

東海姫氏国の補助注記

昔、中国では呉の泰伯(たいはく)子孫が日本人だという説があったところからいう説もある。泰伯は周の太王の子で、姓が姫であることによる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android