東白(読み)ひがしじろ

精選版 日本国語大辞典 「東白」の意味・読み・例文・類語

ひがし‐じろ【東白】

  1. 〘 名詞 〙 夜明けに、東方が明るくなること。また、その空の色。
    1. [初出の実例]「富士山の雪をさしてや東白(ヒガシジロ)末吉〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)

ひがし‐じらみ【東白】

  1. 〘 名詞 〙 東の空がしらじらと明るむこと。夜が明け始めること。夜明け。
    1. [初出の実例]「月出るその方角も卯のはなのひかししらみに夜は明にけり」(出典:狂歌・雄長老狂歌集(1589))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android