日本歴史地名大系 「東細江町」の解説
東細江町
ひがしほそえまち
元文四年(一七三九)の「地下上申」添付絵図には「大細井丁」とあり、海岸に番所が描かれている。古くは観音崎ともよばれていたが、これは当地にある永福寺の観音からきたものという。
またこの辺りは、「通航一覧」に「下関之内城越より南部之間に卯辰之節は船繋甚悪敷、三百目屋敷之鼻と申処迄は、観音崎吹かはし候故泊りよし」とあり、船泊に適した地であった。
「地下上申」添付絵図に描かれている海岸の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報