東証マザーズ(読み)トウショウマザーズ

株式公開用語辞典 「東証マザーズ」の解説

東証マザーズ

Mothers(マザーズ)は、Market of the high-growth and emerging stocks の頭文字から。高い成長、拡大が期待される事業や新たな技術・発想に基づく事業を行う高い成長可能性を秘めた企業に資金調達の機会を与えるとともに、投資家に新たな投資物件を提供することを目的に、1999年11月に東証において創設された市場。設立後経過年数や利益に関する基準を設けないなど、上場基準が大幅に緩和されたことからアーリーステージの企業の上場も可能となっており、申請から上場までの期間短縮が進められた事とあわせて、上場の迅速化が図られている。また、上場に当たって1,000単位以上の公募増資を行うことや、300人以上の新たな株主を作ることなど、流動性にも配慮した基準を設定している。一方、四半期決算開示や公開後の会社説明会の義務付けなど、既存の上場会社より高いディスクロジャーを要求し、透明性の確保にも充分な配慮がなされている。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android