日本歴史地名大系 「東辰巳町」の解説 東辰巳町ひがしたつみちよう 京都市:上京区出水学区東辰巳町上京区下長者町通大宮西入東西に通る下長者町(しもちようじやまち)通を挟み、西は松屋町(まつやまち)通。平安京大内裏の「左近衛府」跡地(「拾芥抄」の宮城指図)。近世の聚楽第(じゆらくだい)遺構では巽の方向にあたり、町名はこれによるという(坊目誌)。承応二年(一六五三)新改洛陽並洛外之図や元禄末期洛中絵図などには「東たつみ丁」または「東辰巳丁」とみえるが、寛文五年(一六六五)刊「京雀」や元禄九年(一六九六)京大絵図などには「東つゞら町」、または「ひかしつゝらや丁」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報