東黒牧上野遺跡(読み)ひがしくろまきうえのいせき

日本歴史地名大系 「東黒牧上野遺跡」の解説

東黒牧上野遺跡
ひがしくろまきうえのいせき

[現在地名]大山町東黒牧

東黒牧上野丘陵の南東部、熊野くまの川を見下ろす標高一八〇メートルの所にある縄文時代の集落遺跡。富山国際大学のグラウンド造成に先立ち、平成元年(一九八九)に発掘調査を行った。縄文時代早期・中期後期遺物と、平安時代の土師器須恵器なども出土している。縄文時代中期中葉の竪穴住居跡二九棟を検出したが、遺存状態のよさは特筆される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 熊野 石錘 壁際

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android