普及版 字通 「杷」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 8画

[字音]
[字訓] さらい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は巴(は)。巴に把握の意がある。〔説文〕六上に「麥を收むるなり」とあり、また〔釈名、釈楽器〕に「枇杷(びは)は本(もと)胡中に出づ。馬上に鼓するなり。手を推して(すす)むるを枇と曰ひ、手を引いて卻(しりぞ)くるを杷と曰ふ」とあって、胡弓の類。

[訓義]
1. さらい、えぶり、熊手のように、穀を集める器。
2. 牛にひかせて、土を細かく砕きならすもの、ならし。
3. ひく、かく、ならす。
4. 枇杷、びわ。
5. 把と同じ。把手、つか、え。

[熟語]
杷車杷推・杷杷頭杷柄杷羅
[下接語]
杷・鉄杷・枇杷・犂杷

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android