松の位(読み)マツノクライ

精選版 日本国語大辞典 「松の位」の意味・読み・例文・類語

まつ【松】 の 位(くらい)

  1. ( 秦の始皇帝が雨宿りした松に大夫の位を授けた故事から ) 大夫(五位の官)の異称。
  2. 三位の異称。
    1. [初出の実例]「三位、みつのくらゐ、まつのくらゐ」(出典:八雲御抄(1242頃)三)
  3. 江戸時代、遊女の最上位である大夫の位のこと。また、その遊女。
    1. [初出の実例]「三代目の高尾小紫〈略〉小長門八千世千と勢是皆松のくらゐとりて」(出典:浮世草子・色里三所世帯(1688)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む