松前勘解由(読み)まつまえ かげゆ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松前勘解由」の解説

松前勘解由 まつまえ-かげゆ

?-1868 幕末武士
蠣崎広伴(かきざき-ひろとも)の次男蝦夷(えぞ)地(北海道)松前藩家老松前広当(ひろまさ)の家をつぐ。嘉永(かえい)7年ペリーの箱館(はこだて)来航の際,藩の応接使をつとめる。のち筆頭家老。戊辰(ぼしん)戦争のおり正議隊(勤王派)の政変で職を追われ,慶応4年8月3日自刃(じじん)。名は崇効(たかのり)。

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朝日日本歴史人物事典 「松前勘解由」の解説

松前勘解由

没年:明治1.8.3(1868.9.18)
生年:生年不詳
幕末の松前藩(北海道)藩士蠣崎波響の孫。安政3(1856)年家老となり,藩主松平崇広を補佐する。明治1(1868)年,戊辰戦争が新政府軍に有利に進行するに伴い,藩内の帰順派から圧力を受け自刃。40歳を越えたばかりであった。

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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