松岳院(読み)しようがくいん

日本歴史地名大系 「松岳院」の解説

松岳院
しようがくいん

[現在地名]口和町大月

黒岩くろいわ山山麓にあり、黒岩山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊千手観音。大永年間(一五二一―二八)に黒岩山城主泉三郎左衛門久勝が創建し、香花院としたという(芸藩通志)。天文年間(一五三二―五五)に妙心寺派に属し、明和年中(一七六四―七二)六世弓道の没後は約一〇〇年間、無住であったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android