松島正儀(読み)マツシマ マサノリ

20世紀日本人名事典 「松島正儀」の解説

松島 正儀
マツシマ マサノリ

昭和・平成期の社会運動家 東京育成園理事長。



生年
明治37(1904)年8月15日

没年
平成9(1997)年4月3日

出生地
東京・京橋

学歴〔年〕
明治大学専門部政治経済科〔昭和3年〕卒

主な受賞名〔年〕
朝日社会福祉賞〔昭和52年〕,石井十次賞(第3回)〔平成6年〕

経歴
6歳の時、東京育成園創設者の北川ハツのもとに預けられ、8歳でギリシャ正教受洗。昭和3年社会政策学院を経て、東京育成園主事となり、13〜48年園長を務めた。この他、東京都児童福祉審議会会長、全国社会福祉協議会養護施設協議会長、同顧問、日本基督教社会福祉学会長を歴任。57年〜平成3年東京いのちの電話理事長。また、子どもの人権を守る集会を発足させるなど、日本の児童福祉界、キリスト教社会福祉界の中心として活躍。養護児童とともに暮らし、その養護理論及び実践は後進に影響を与えた。主著に「保母ノート」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松島正儀」の解説

松島正儀 まつしま-まさのり

1904-1997 昭和-平成時代の社会福祉活動家。
明治37年8月15日生まれ。6歳のとき東京育成園の創設者北川波津子のもとにあずけられる。社会政策学院をへて,昭和13-48年東京育成園の園長。全国社会福祉協議会擁護施設協議会会長などをつとめ,児童福祉の向上につとめた。平成9年4月3日死去。92歳。東京出身。明大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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