松木千鶴(読み)マツキ チヅル

20世紀日本人名事典 「松木千鶴」の解説

松木 千鶴
マツキ チヅル

昭和期の詩人



生年
大正9(1920)年10月

没年
昭和24(1949)年2月2日

出生地
長野県

学歴〔年〕
東京府立第七高女卒

経歴
昭和14年ごろから詩作を始め、日本学芸新聞の編集者遠藤斌と結婚、同新聞に作品を発表。戦後日本アナキスト連盟に参加、機関紙「平民新聞」の刊行で遠藤を支援する一方、同紙に「自由への歌」「夜あけの女たち」「ひかり」「蓮」「奴隷の歌」「こほろぎ」「仲間」などを次々発表。また伊藤信吉師事、「歴程」にも寄稿した。女のやさしさと、深い苦悩の果ての叙情は、早くから伊藤や鶴見俊輔らに認められていたが、病気との闘いに破れた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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