20世紀日本人名事典 「松本昇」の解説
松本 昇
マツモト ノボル
大正・昭和期の実業家,政治家 資生堂社長;参院議員(自由党)。
- 生年
- 明治19(1886)年5月27日
- 没年
- 昭和29(1954)年6月9日
- 出生地
- 香川県綾歌郡国分寺町
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学商科〔明治38年〕中退,ニューヨーク大学商科〔明治42年〕卒
- 学位〔年〕
- BCS
- 経歴
- 明治38年渡米、昼間百貨店シンプソン・クロフォード商会に勤め、夜ニューヨーク大学商科に通った。大正2年帰国、三越本店営業部に入ったが、6年資生堂初代社長福原信三の招きで資生堂支配人となった。適正利潤、適正規模による定価売りの特約小売店方式(ボランタリー・チェーン組織)を整備し、資生堂の基礎を固めた。昭和2年専務を経て、15年2代目社長に就任。25年参議院議員(全国区 自由党)に当選。この間、日本中小企業連盟副会長、日本粧業会理事長、東京社会保険協会長、全国社会保険協会会長などを務めた。著書に「伸びゆくチェーン・ストア」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報