20世紀日本人名事典 「松村勝男」の解説
松村 勝男
マツムラ カツオ
昭和・平成期の家具デザイナー 松村勝男デザイン室主宰。
- 生年
- 大正12(1923)年5月18日
- 没年
- 平成3(1991)年3月15日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校附属文部省工芸技術講習所〔昭和19年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 新制作協会建築賞,毎日産業デザイン賞,日本インテリアデザイナー協会賞
- 経歴
- 建築家吉村順三に師事、昭和21年吉村の事務所に入って住宅の室内や家具を担当した。24〜40年新制作派協会建築部創立会員。30年Qデザイナース設立に参加、32年松村勝男デザイン室を設立。家具にL字型の金属と成型合板を組み合わせるなど新材料を使い、日本的幾何形のデザインを提示した。また清家清、増沢洵らと共に住宅や新宿風月堂の家具を担当。43年イタリアの家具展「エウロ・トムス」に出品、47年個展「松村勝男の木の世界」を開き、カラマツ家具シリーズを発表。50年には聖マーガレット協会の家具を手がけた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報