松永忠五郎(読み)まつながちゅうごろう[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「松永忠五郎」の意味・わかりやすい解説

松永忠五郎(1世)
まつながちゅうごろう[いっせい]

[生]?
[没]文化5(1808).10.4.
長唄松永流流祖。水戸出身謡曲をよくし,のちに松島茂平治 (次) に長唄を学ぶ。安永3 (1774) 年市村座の『二人椀久』で井筒クセをうたい好評を博した。寛政7 (95) 年1世松永和風改名門弟に1世松永鉄五郎 (鉄翁) ,1世松永兼五郎 (のちの2世鉄五郎) らがいる。

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関連語 初代

世界大百科事典(旧版)内の松永忠五郎の言及

【松永和風】より

…現在まで4世を数え,3世は和楓と記し,4世も一時期,和楓と記した。(1)初世(?‐1808(文化5)) 長唄松永派の流祖初世松永忠五郎の後名。松島茂平次の門弟。…

※「松永忠五郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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