松田庶子(読み)まつだそし

日本歴史地名大系 「松田庶子」の解説

松田庶子
まつだそし

[現在地名]松田町松田庶子

北に松田山があり、南境を酒匂さかわ川が流れ、東は松田惣領まつだそうりよう、西は川村向原かわむらむこうはら(現山北町)と接する。西の川村岸かわむらきし(現同町)より岩流瀬がらぜ(松田堰)が注ぐ。

古くは松田郷に含まれ、「吾妻鏡」治承四年(一一八〇)一〇月一七日条に「松田郷」がみえ、同一一月二〇日条に「義常遺領之内松田郷、景義拝領云々」とあり、かつては波多野義常が領していたが新たに大庭景義に宛行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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