川村岸(読み)かわむらきし

日本歴史地名大系 「川村岸」の解説

川村岸
かわむらきし

[現在地名]山北町きし

北境に浅間せんげん山、北東境にまる山があり、西と南境を酒匂さかわ川が流れ、東は川村向原かわむらむこうはら、北は川村山北と接する。村央を南北に河村関所道が通り、酒匂川より引水した岩流瀬がらぜ堰が東流し、北より瀬戸せと堰が注ぐ。中世は川村郷に属した。近世は小田原藩領。正保国絵図に村名をみる。天明八年(一七八八)に造酒屋一(「酒株持高并造高調書」県史五)、万延二年(一八六一)には農間炭買主二(「農間炭買主願書」県史九)がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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