松翠(読み)まつのみどり

精選版 日本国語大辞典 「松翠」の意味・読み・例文・類語

まつ‐の‐みどり【松翠】

  1. 〘 名詞 〙 松風[ 一 ]のことか。
    1. [初出の実例]「松翠(マツノミドリ)〈略〉桉松翠溲之、状頗如地黄、而糝沙糖衣微焙、形似松翠、故名之」(出典和漢三才図会(1712)一〇五)

しょう‐すい【松翠】

  1. 〘 名詞 〙 松の葉の緑の色。松の緑。〔朱慶余‐送僧詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「松翠」の読み・字形・画数・意味

【松翠】しようすい

松の深い緑。唐・朱慶余〔僧を送る〕詩 野金策を携へ 禪棲、石樓に寄る 山深くして、冷やかに (たん)深くして、秋なり

字通「松」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android