松蓮寺(読み)しようれんじ

日本歴史地名大系 「松蓮寺」の解説

松蓮寺
しようれんじ

[現在地名]高梁市上谷町

愛宕あたご山西麓にある。東向山と号し、本尊大日如来、真言宗御室派。本堂には本尊のほか十一面観音を祀り、備中順礼第三番札所(寛政二年「備中順礼略記」)

もと奥灘おくなだ(現奥万田町)にあり、弘仁年中(八一〇―八二四)弘法大師開基と伝え、永禄五年(一五六二)讃岐の僧宥範が再興松山まつやま城主三村家親が野山のやま(現上房郡賀陽町)を寺領に寄進した(元禄三年「松蓮寺縁起」寺蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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