松長陣屋跡(読み)まつながじんやあと

日本歴史地名大系 「松長陣屋跡」の解説

松長陣屋跡
まつながじんやあと

[現在地名]沼津市松長

松長村に置かれた相模国荻野山中藩大久保家の陣屋で、駿河伊豆両国内の同藩領を管掌した。東海道分間延絵図では往還の北側、同往還と神明宮との間に「大久保帯刀陣屋」が描かれている。相模国小田原藩主大久保忠朝の次男教寛(帯刀・長門守)は元禄五年(一六九二)御小姓組番頭となり、同一一年父忠朝から相模国足柄上あしがらかみ郡・駿河国駿東郡のうちの新田六千石を分与された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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