板挟(読み)いたばさみ

精選版 日本国語大辞典 「板挟」の意味・読み・例文・類語

いた‐ばさみ【板挟】

〘名〙
二枚板の間にはさまること。
※夢の女(1903)〈永井荷風〉三「云はば左右から自分の身を板挟みにする様な堪難い心持」
② 対立する二者の間にはさまって自分の態度を決しかね、迷い悩むこと。いたばさまり。
※雑俳・柳多留‐一二八(1833)「板ばさみ上下講の大一座
露団々(1889)〈幸田露伴〉一〇「恩と威権の板(イタ)ばさみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android