精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙
① 二枚の板の間にはさまること。
※夢の女(1903)〈永井荷風〉三「云はば左右から自分の身を板挟みにする様な堪難い心持」
② 対立する二者の間にはさまって自分の態度を決しかね、迷い悩むこと。いたばさまり。
※雑俳・柳多留‐一二八(1833)「板ばさみ上下講の大一座」
※露団々(1889)〈幸田露伴〉一〇「恩と威権の板(イタ)ばさみ」
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