枕付(読み)まくらづく

精選版 日本国語大辞典 「枕付」の意味・読み・例文・類語

まくら‐づく【枕付】

男女の共寝する部屋は枕を並べ付けて寝るところから、「妻屋」にかかる。
万葉(8C後)二・二一〇「吾妹子と 二人吾が寝し 枕付(まくらづく) 嬬屋(つまや)の内に 昼はも うらさび暮し 夜はも 息づき明し」

まくら‐づけ【枕付】

〘名〙 死者枕頭に供えること。また、そのもの。
浄瑠璃蝉丸(1693頃)五「死人にそなへし枕づけのぐもつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android