枕頭(読み)チントウ

精選版 日本国語大辞典 「枕頭」の意味・読み・例文・類語

ちん‐とう【枕頭】

  1. 〘 名詞 〙 まくらもと。まくらべ。枕上(ちんじょう)枕辺
    1. [初出の実例]「枕頭明鏡空懸 染筠之涙逾落」(出典:万葉集(8C後)五・七九四・右詩序文)
    2. 「何の為に枕頭にステッキを飾るのか」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)
    3. [その他の文献]〔元稹‐出門行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「枕頭」の読み・字形・画数・意味

【枕頭】ちんとう

枕もと。南唐・林楚翹〔蛮〕詞 (てん)(席)滑らかにして、枕頭移り 鬢(びんせん)(形の髪飾り)狂ひて飛ばんと欲す

字通「枕」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む