枕頭(読み)チントウ

精選版 日本国語大辞典 「枕頭」の意味・読み・例文・類語

ちん‐とう【枕頭】

  1. 〘 名詞 〙 まくらもと。まくらべ。枕上(ちんじょう)枕辺
    1. [初出の実例]「枕頭明鏡空懸 染筠之涙逾落」(出典:万葉集(8C後)五・七九四・右詩序文)
    2. 「何の為に枕頭にステッキを飾るのか」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)
    3. [その他の文献]〔元稹‐出門行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「枕頭」の読み・字形・画数・意味

【枕頭】ちんとう

枕もと。南唐・林楚翹〔蛮〕詞 (てん)(席)滑らかにして、枕頭移り 鬢(びんせん)(形の髪飾り)狂ひて飛ばんと欲す

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