枕芸者(読み)マクラゲイシャ

デジタル大辞泉 「枕芸者」の意味・読み・例文・類語

まくら‐げいしゃ【枕芸者】

芸でつとめずに、売春を主とする芸者不見転みずてん
枕さがしをする芸者。
弁天お照と名の高い、―の旅稼ぎ」〈伎・島鵆月白浪

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「枕芸者」の意味・読み・例文・類語

まくら‐げいしゃ【枕芸者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 枕探しをする芸者。
    1. [初出の実例]「此の四月迄白川で弁天お照と名の高い、枕芸者の旅稼ぎ」(出典:歌舞伎・島鵆月白浪(1881)五幕)
  3. 芸よりも売春することを主とする芸者。
    1. [初出の実例]「あんな枕芸者を置いちゃ家の名前にかかはるから」(出典:腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android