林千博(読み)ハヤシ チヒロ

20世紀日本人名事典 「林千博」の解説

林 千博
ハヤシ チヒロ

昭和期の電子工学者 大阪工業大学工学部電気工学科教授;京都大学名誉教授。



生年
明治44(1911)年5月23日

没年
昭和62(1987)年5月25日

出生地
京都府京都市

学歴〔年〕
京都帝国大学工学部電気工学科〔昭和9年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔昭和20年〕,理学博士〔昭和24年〕

主な受賞名〔年〕
電気学術振興賞文献賞〔昭和29年〕「非線型振動論」,電気学術振興賞著作賞〔昭和40年〕「Nonlinear,Oscillation in Physical Systems」,日本学士院賞〔昭和43年〕,勲二等瑞宝章〔昭和57年〕,大河内記念賞技術賞〔昭和59年〕

経歴
三菱電機を経て、昭和20年京都大学助教授、23年教授、のち大阪工業大学教授を歴任。55年には中国の東北工学院名誉教授となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林千博」の解説

林千博 はやし-ちひろ

1911-1987 昭和時代の電子工学者。
明治44年5月23日生まれ。三菱電機勤務をへて,昭和23年京大教授となる。のち大阪工大教授。非線形振動研究で,44年学士院賞。昭和62年5月25日死去。76歳。京都出身。京都帝大卒。著作に「電気機器」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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