デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林清三」の解説 林清三 はやし-せいぞう 田山花袋の小説「田舎教師」の主人公。中学卒業後,貧しさから進学せず,寒村の小学校の代用教員となる。友人の妹への思いがたたれ,すさんだ遊廓通いのすえに音楽学校を受験するが失敗。病におかされ,日露戦争の遼陽陥落をいわう万歳の声をききながら,24歳で死去する。小説は明治42年左久良書房より刊行。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例