枛手(読み)ツマデ

デジタル大辞泉 「枛手」の意味・読み・例文・類語

つま‐で【×枛手】

荒削りした、かどのある材木角材
衣手田上山真木さくの―を」〈・五〇〉

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「枛手」の意味・読み・例文・類語

つま‐で【枛手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 荒削りした、かどのある材木。角材。
    1. [初出の実例]「持ち越せる 真木の都麻手(ツマデ)百足らず(いかだ)に作り」(出典万葉集(8C後)一・五〇)
  3. 材木として役立たない、切れ端や削りくず。
    1. [初出の実例]「樗と云はつまでのやうなる、用にもたたぬものぞ」(出典:京大本湯山聯句鈔(1504))

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