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染色糸 せんしょくし chromonema

翻訳|chromonema

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

染色糸
せんしょくし
chromonema

螺旋糸,クロモネマともいう。静止核の中で塩基性色素によって染色される糸状体。有糸分裂のとき染色体の骨組みをつくる。1本の染色体は常に2本の染色糸を含む。中期近くに染色体は2本の染色分体に分れるが,すでに各染色分体中には2本の染色糸が出現する。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

せんしょく‐し【染色糸】

細胞の静止核内にあって、塩基性色素に染まる糸状構造のもの。主成分DNAたんぱく質細胞分裂の際の染色体の骨組みをつくる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

せんしょくし【染色糸】

染色体の基本構造。微細な核タンパク質の繊維で、 DNA 分子が螺旋らせん状に詰め込まれている。染色質が糸状の構造をとったもの。クロモネマ。核糸。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の染色糸の言及

【核】より

…核の微細構造および機能は細胞分裂の周期にしたがって変化する。分裂間期の代謝核には75~250μmの繊維構造をとる染色糸が現れるが,染色糸の基本構造はヒストン8分子が結合したコア粒子にDNA鎖が巻きつきながらビーズ状に連なったヌクレオソーム構造で,この構造をコイル状に短縮した繊維構造が染色質となって核質中に分散している。あらかじめDNA鎖の複製が完了した分裂核の染色糸は分裂期に入ると急速に短縮・凝縮して染色体となり光学顕微鏡で観察できる構造に変わる。…

【細胞】より

…核は,原核細胞に比べて100~1000倍も大きなゲノムDNAが結合する多数の染色体を保護し,遺伝情報の発現につごうのよい環境を形づくっている。核質のうち,染色体DNAを結合する染色質chromatinは,とくに遺伝情報発現とその調節を行っている重要な部分で,原核細胞の核様体とは違って,遺伝子DNAがヒストンというタンパク質8分子でつくる〈ヌクレオソームコアnucleosome core〉に巻きとられたビーズ状の構造を基本構造にして,スーパーコイルなどの高次な折りたたみ構造をとる染色糸がそこに位置している。また,核質には,RNAに富み,容易にそれとわかるボール状の核小体が通常1ないし数個分布しており,細胞質のリボソームに含まれる3種類のRNA分子(18S,5.8Sおよび28S rRNA)はつながった前駆体RNAとしてここで転写されている。…

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