最新 地学事典 「柘榴石橄欖岩」の解説
ざくろいしかんらんがん
柘榴石橄欖岩
garnet peridotite
パイロープに富むざくろ石を含むかんらん岩(主としてレールゾライト)。変成帯中のレンズ状貫入岩体およびキンバーライト中の捕獲岩として産する。前者では,ざくろ石はかんらん岩中に変状斑晶をなし,その量は一定しない。構成鉱物はかんらん石・クロム透輝石・直方輝石で,ほかに二次鉱物として蛇紋石・角閃石を含む。後者では,ざくろ石は3~5%含まれ,構成鉱物はかんらん石・直方輝石・クロム透輝石で副成分鉱物として金雲母・イルメナイトを伴うことがあり,ごくまれにダイヤモンドを含む。輝石中のAlやNaの含有量,共存する輝石間の固溶体成分などから,貫入岩体は大陸地殻の基底部,キンバーライト中の捕獲岩は上部マントルでの温度・圧力条件下で平衡であったことが推定されている。
執筆者:田崎 耕市・平野 英雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

