柳之宮村
やなぎのみやむら
[現在地名]八潮市柳之宮・中央
柳宮・柳野宮などとも記す。綾瀬川左岸の沖積地に位置し、北は後谷村など。村名は南の西袋村との境にある鎮守氷川神社境内に柳の大木が繁茂したことにちなむという。古綾瀬川の自然堤防上からは、弥生時代後期から古墳時代にかけてのS字状口縁土器が採集され、柳之宮東端からは炭素年代測定九三五年頃の竪杵(八潮市立資料館蔵)が出土。田園簿には柳宮村とみえ、田方三四石余・畑方二一石余、幕府領。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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