日本歴史地名大系 「柳島出村町」の解説 柳島出村町やなぎしまでむらちよう 東京都:墨田区旧本所区地区柳島出村町[現在地名]墨田区太平(たいへい)一丁目横(よこ)川(大横川)東岸、法恩寺(ほうおんじ)橋東畔近くにある。東は本所法恩寺前続中之郷(ほんじよほうおんじまえつつぎなかのごう)代地町など、西は横川を隔てて本所新坂(ほんじよしんざか)町、南は南本所出村(みなみほんじよでむら)町など、北は柳島村畑地など。もとは柳島村の田畑であったが、寛文九年(一六六九)本所一円が町屋となった際に町屋として取立てられ、元禄一〇年(一六九七)永代売御免となり、その後家作改場御免となった。正徳三年(一七一三)町奉行・代官両支配となった。出村町の名は南本所出村町・北本所出村町などと近接していたことから付けられたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by