柳川派(読み)やながわは

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「柳川派」の意味・わかりやすい解説

柳川派
やながわは

江戸時代中期~後期の江戸の装剣金工の一派横谷宗 珉門下の逸材として名高い柳川直政 (1690~1757) を祖とし,養子の直光,直故の子直春をはじめ,一門の直克,菊池序克 (つねかつ) ,加藤直常門下の石黒政常,直春門下の名工河野春明などがおり,江戸時代末期までその繁栄はめざましいものがあった。一派の作品は主として小柄 (こづか) ,笄 (こうがい) ,縁,頭,目貫 (めぬき) などで,赤銅魚子 (ななこ) 地に高彫色絵を施したものが多く,また片切彫にもすぐれたものがある。

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関連語 赤銅魚子

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