デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石黒政常」の解説
石黒政常(初代) いしぐろ-まさつね
宝暦10年生まれ。加藤直常に入門,その師柳川直政に横谷派の金工術をまなぶ。おおくの色金をもちい写実的かつ精巧に花鳥をほる石黒派の始祖となった。文政11年7月14日死去。69歳。初名は是常。通称は善蔵,周助。号は東岳子,寿谷斎など。
石黒政常(3代) いしぐろ-まさつね
2代石黒政常の子。初代政常の高弟石黒政広にまなんだ。号に東良斎,仙遊子などをもちいた。明治元年?死去。江戸出身。初名は恵常。通称は銀之助。
石黒政常(2代) いしぐろ-まさつね
初代石黒政常の子。文政12年(1829)父の跡をつぐ。東岳子,寿岳斎,寿谷斎の号をもちいた。初名は政守,盛常。通称は民之助。