柳致真(読み)りゅうちしん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「柳致真」の意味・わかりやすい解説

柳致真
りゅうちしん / ユチジン
(1905―1975)

韓国(大韓民国)の劇作家演出家。慶尚南道忠武生まれ。日本の立教大学卒業。1932年『土幕』でデビュー、35年の『牛』は写実劇傑作として絶賛され、晩年の『私も人間になりたい』とともに代表作をなす。劇作、演出、演劇教育など新劇界の先駆者として活躍し、66年ドラマセンターを創設、国立劇場長、劇作家協会会長、東国大学教授などの要職を歴任した。著書に『柳致真戯曲集』ほか。

[金 両 基]

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367日誕生日大事典 「柳致真」の解説

柳 致真 (りゅう ちしん)

生年月日:1905年11月19日
韓国の劇作家
1974年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「柳致真」の意味・わかりやすい解説

柳致真
りゅうちしん

「ユ・チジン(柳致真)」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の柳致真の言及

【朝鮮演劇】より

…1931年7月には劇芸術研究会が創立された。32年5月にゴーゴリの《検察官》を初演し,以後39年5月まで翻訳劇と創作劇を公演し,1930年代の本格的な〈新劇〉は柳致真(1905‐?)らの劇芸術研究会によって主導された。一方,35年11月に開場した東洋劇場は,商業劇の牙城として青春座,豪華船などの専属劇団をもち,いわゆる〈高等新派〉を標榜して40年代の末期まで大小劇団による商業演劇の全盛期をリードした。…

※「柳致真」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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