柴高村
しばたかむら
[現在地名]美野里町柴高
巴川の右岸に位置し、北は川を隔てて西郷地村。古くは白川郷に属し、中世南野庄に入り、のち佐竹氏の支配下となる。弘安大田文の南郡に「柴高一丁七段六十歩」とみえ、「新編常陸国誌」には「柴又芝ニ作ル」とある。慶長七年(一六〇二)秋田氏領となり、寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「柴高村」とみえる。正保二年(一六四五)天領となり、元禄一三年(一七〇〇)守山藩(のち松川藩)領となる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 