普及版 字通 「栃」の読み・字形・画数・意味
栃
常用漢字 9画
[字形] 国字
とちの本字は橡(しよう)。七葉樹科の落葉喬木である。〔名義抄〕に、他に樣(様)・杼・朽・・栩などにその訓がある。杼・栩はくぬぎ。樣は橡の実をいう。朽はおそらく栃の誤字。字はまた杤に作る。十千(とち)、すなわち万の字をそえたとする説がある。栃の実をまぜて(めん)を作るとき、こねのばす棒を栃棒(とちめんぼう)という。
[訓義]
1. とち、とちのき、とちのみ。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報