栃上村(読み)とちあげむら

日本歴史地名大系 「栃上村」の解説

栃上村
とちあげむら

[現在地名]砺波市栃上・塩浅しおあさ

別所べつしよ村の南、和田わだ川上流部の谷間緩斜面にある。枝村の塩谷しおたに村には弘法大師伝説をもつ塩分を含む鉱泉がある。慶長二年(一五九七)九月の里山村・栃上村等検地打渡状(川合家文書)に村名がみえ、検地物成は四二俵八升四合とある。元和五年(一六一九)の家高新帳では「とほけ」とあり太田組に属した。正保郷帳では高一〇五石余、田方二町四反・畑方四町六反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一二三石・免三ツ四歩、小物成は山役六九匁・蝋役一匁・漆役二匁(三箇国高物成帳)。天保一〇年(一八三九)の高物成帳(菊池家文書)では高一二八石・免三ツ五歩。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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