日本歴史地名大系 「栃堀城跡」の解説 栃堀城跡とちぼりじようあと 新潟県:栃尾市栃堀村栃堀城跡[現在地名]栃尾市栃堀桑代(くわだい)山(五七八・四メートル)が西に向かって大きく延びた尾根上にある。本丸部分は標高四三〇メートル、全長五〇〇メートルに及ぶ市域最高所の城。単純な縄張りではあるが、規模も市域最大。唯一の登り口である水頭(みずがしら)の沢が狭まり、その尽きる所を細い尾根の腹が屏風を立てたようにふさぎ、沢の東側は一段高く中使郭とよび、西側は急崖をなして見張台の頂上に達する。中使郭は東から西へ緩斜した東西一〇〇メートル、南北一五〇メートルほどの平地。南側は幅一〇メートル、長さ一〇〇メートルほどの曲輪をなし、外側を土塁が囲む。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報