栃津村(読み)とちづむら

日本歴史地名大系 「栃津村」の解説

栃津村
とちづむら

[現在地名]立山町栃津

横江よこえ村の北に位置し、西部栃津とちづ川が流れる。鎮守熊野神社の由緒書に伊豆国加茂かも郡の人栃津息方が当村に移住して社を創建したとあり、村名もこれによるとされる(立山町史)正保郷帳では高二三三石余、田方一四町余・畑方一町五反。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高二八五石、免四ツ七歩、明暦二年(一六五六)の新田高三石、小物成は山役一一〇匁・蝋役四匁、延宝七年(一六七九)の検地引高五三石、享保一三年(一七二八)の検地引高三一石余(三箇国高物成帳)。天保一一年(一八四〇)の高免帳(杉木家文書)では打銀高二〇三石余・定免四ツ七歩。所属組は芦峅寺あしくらじ村と同じ。同九年の家数三三・人数一六三、馬八、文久三年(一八六三)には家数三四・人数二〇九、馬九(佐々木家旧記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android