デジタル大辞泉 「栄やす」の意味・読み・例文・類語 はや・す【▽栄やす/▽映やす】 [動サ四]1 映えるようにする。引き立てる。「必ずかやうの事を仰せられて、ことを―・させ給ふなり」〈大鏡・道長上〉2 ほめたたえる。称賛する。「庭に生おふるあさてが花を―・しけむ昔の人ぞ見ねど恋しき」〈曽丹集〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「栄やす」の意味・読み・例文・類語 はや・す【栄・映】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙① 立派に見えるようにする。映えるようにする。引き立てる。[初出の実例]「なに事もさしいでし給御ひかりにはやされて、いろをもねをもますけぢめ、ことになんわかれける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)② 賞美する。ほめそやす。[初出の実例]「老い果てぬ 吾が身一つに 七重花咲く 八重花咲くと 申し賞(はやさ)ね 申し賞(はやさ)ね」(出典:万葉集(8C後)一六・三八八五) さかや・す【栄】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 =さかやかす(栄━)[初出の実例]「そちが氏族をさかやすと云へり」(出典:史記抄(1477)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例