栄やす(読み)ハヤス

デジタル大辞泉 「栄やす」の意味・読み・例文・類語

はや・す【栄やす/映やす】

[動サ四]
映えるようにする。引き立てる。
「必ずかやうの事を仰せられて、ことを―・させ給ふなり」〈大鏡・道長上〉
ほめたたえる。称賛する。
「庭にふるあさてが花を―・しけむ昔の人ぞ見ねど恋しき」〈曽丹集

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精選版 日本国語大辞典 「栄やす」の意味・読み・例文・類語

はや・す【栄・映】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 立派に見えるようにする。映えるようにする。引き立てる。
    1. [初出の実例]「なに事もさしいでし給御ひかりにはやされて、いろをもねをもますけぢめ、ことになんわかれける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)
  3. 賞美する。ほめそやす。
    1. [初出の実例]「老い果てぬ 吾が身一つに 七重花咲く 八重花咲くと 申し賞(はやさ)ね 申し賞(はやさ)ね」(出典万葉集(8C後)一六・三八八五)

さかや・す【栄】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙さかやかす(栄━)
    1. [初出の実例]「そちが氏族をさかやすと云へり」(出典:史記抄(1477)四)

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