栖吉村(読み)すよしむら

日本歴史地名大系 「栖吉村」の解説

栖吉村
すよしむら

[現在地名]長岡市栖吉町

東山丘陵の西麓に開けた集落。東の山道を進めば風谷ふうや山麓を通って半蔵金はんぞうがね(現栃尾市)に出、さらに西谷にしだに川沿いに下って栃尾に至る道と、南下して種苧原たなすはら(現古志郡山古志村)へ至る道とに分れる。西へ進めば前山まえやま三貫梨さんがんなしを経由して鉢伏はちぶせ村・長倉ながくら村に通じ、北へは常願寺じようがんじ村・東片貝ひがしかたかい村に至る。現栃尾市境にあるのこぎり(七六四・九メートル)に源を発する栖吉川が、当地から西流する。川水は流域数ヵ村の用水となっている。集落東の山中には古志長尾氏の本拠栖吉城跡があり、北の普済ふさい寺境内に居館跡がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android